山梨県北杜市長坂町と小淵沢町に点在する湧水群が、八ヶ岳南麓高原湧水群(やつがたけなんろくこうげんゆうすいぐん)です。八ヶ岳南方にある権現岳水源林の水や八ヶ岳南麓に降り注ぐ雨水が、地下水として火山岩を浸透し湧き出すことで形作られています。 大小いくつもある湧水地の中でも有名なのは、「三分一湧水(さぶいちゆうすい)」、「女取湧水(めとりゆうすい)」、「大滝湧水(おおたきゆうすい)」の3つです。 三分一湧水は、湧水を三方向の村落に平等に行き渡るよう利水されたことから名が付けられています。女取湧水は女取川の源流として人々の生活を支えていますし、大滝湧水は公園として整備されており、春の新緑や秋の紅葉など自然の景観も見ものです。このようにそれぞれに由来や魅力を持つ、3つの湧水を紹介していきましょう。 どこで採水されている? 採水可能なのは、大滝湧水の水汲み場で … [Read more...] about 八ヶ岳南麓高原湧水群