国産、海外産のさまざまなミネラルウォーターが販売されていますが、ここでは京都の名水百選にも選ばれている、近畿の名水磯清水に注目してみました。磯清水の名水の採水地とその名の由来について詳しくご紹介します。 どこで採水されている? 磯清水は京都府宮津市の文殊の天橋立公園内にある井戸から汲み上げられています。以前はつるべ式で井戸から釣瓶桶(つるべおけ)で汲み上げる形式でしたが、今はポンプ式になっています。この水は昭和60年(1985年)に環境省の「日本名水百選」に選ばれました。ただし、現在は飲料に適していないとされ、採水地には手水として利用するようにとの注意書きが出されています。 磯清水の井戸は天橋立公園内にあります。アクセスは近畿磯タンゴ鉄道「天橋立駅」から徒歩15分、車の場合は京都縦貫道宮津天橋立インターチェンジより国道178号経由で約10分です。 名 … [Read more...] about 磯清水
地下水
宮水
宮水(みやみず)は「灘の生一本」で知られる日本酒の生産地、灘五郷の酒造に欠かせない名水として知られています。ここでは、宮水の特徴や採水地周辺の観光地などについてご紹介します。 どこで採水されている? 宮水は、今の兵庫県西宮市の西宮神社の南東側一帯から湧出しており、江戸時代後期から日本酒造りに使用されていることで有名です。酒造会社が、西宮市南部の久保町、鞍掛町、石在町そして東町にわたる約500メートル四方の地域にある浅井戸から汲み上げて酒造用水に使用しており、一部は生活用水としても利用されています。 宮水は、幕末以後、昭和時代初期まで「播州米に宮水、丹波杜氏に六甲颪(ろっこうおろし)、男酒の灘の生一本」の名声をほしいままにするのに欠かせない原料とされていました。 しかし、昭和になって高度経済成長の時代を迎え、西宮は阪神工業地帯の真っただ中に置かれ … [Read more...] about 宮水
離宮の水
大都市は地方に比べて自然が少ないため、名水地はあまり多くない傾向が見られます。しかし、中には大都市であっても、古くから名水地として認識されている場所があります。離宮の水もそのひとつであり、昔からお酒などの仕込み水として使用されています。 ここでは、離宮の水の特徴やアクセス情報について紹介していきます。 どこで採水されている? 離宮の水は、大阪府で唯一「名水100選」に選ばれた名水です。採水地は大阪府三島郡島本町の水無瀬離宮此で、地下から水をくみ上げています。 阪急京都線の水無瀬駅や、JR東海道本線の山崎駅が最寄り駅であり、両駅から徒歩10分ほどで向かうことができます。また、交通手段として自動車を選ぶ場合も、名神高速道路大山崎ICから10分ほどで行ける場所です。このアクセスの良さもあり、特に休日には、離宮の水を求める多くの参拝客が水無瀬離 … [Read more...] about 離宮の水
不老水
日本には日本3大名水と呼ばれている名水があり、福岡県の不老水はその中に含まれています。不老水は古くから水質の良さが評価されており、信仰されると共に貴重な水源として利用されてきました。 ここでは、この不老水の歴史やアクセス情報などについて紹介していきます。 どこで採水されている? 不老水の採水地は、福岡県福岡市東区の香椎と呼ばれる地域に存在しています。1985年に名水百選のひとつに選ばれましたが、認定当時から少しずつ水量が減ってきています。水量は減っているものの、水質が良いことから毎年遠方から多くの観光客が採水地を訪れています。採水地は住宅街の中に存在していますが、人や自動車が行き交うことが少ない場所にあるため、付近は静かな雰囲気が漂っています。 採水地から近い鉄道の駅は、JRの香椎駅や香椎神宮駅です。香椎駅から徒歩20分ほど、香椎神宮駅 … [Read more...] about 不老水
伏見の御香水
豊臣秀吉や徳川家康など、名の知られた歴史上の人物とも所縁が深い京都府伏見の御香宮神社。御香宮神社は歴史を感じられる見た目も魅力的ですが、伏見の御香水と呼ばれている有名な名水が湧き出ています。この名水は伏見の酒とも関わりがあり、名水を求めて神社に訪れる観光客も少なくありません。 ここでは、この伏見の御香水の成分や、アクセス情報などについて紹介していきます。 どこで採水されている? 伏見の御香水は、京都府伏見の御香宮神社にある境内の井戸で採水されています。この名水は伏見七大名水のひとつとして数えられており、日本の名水百選にも選ばれています。 御香宮神社へは京阪電車の伏見桃山駅、もしくは近鉄電車の桃山御陵前駅を下車し、徒歩5分ほどで辿り着けます。市バスを利用する場合には、御香宮前で下車し徒歩1分ほどで辿り着くことができます。 名水の … [Read more...] about 伏見の御香水