山形県中央部、出羽丘陵の南部にある月山(がっさん)。その中腹にあるブナ原生林に囲まれた豊かな水源が、月山山麓湧水群(がっさんさんろくゆうすいぐん)です。月山は豊かな資源に恵まれ、その地層で育まれた雪解け水が地下へと浸透し、いくつもの湧水として溢れ出ています。 ここでは、雄大な大自然から湧き出る名水、月山山麓湧水群の特徴を紹介していきます。 どこで採水されている? 月山山麓湧水群は、名水百選にも選ばれた名水です。湧水地はブナ原生林の中にあり、山道を行く必要があります。また、湧水はひとつではなく、原生林の中にいくつか点在しています。月山周辺は山形県立自然博物園として、自然環境の保全活動が行われています。 湧水地まで行くのは大変ですが、博物園職員による無料案内もあるため、土地勘が無くても楽しむことができます。 いくつか湧き出している水の中でも、特に有名 … [Read more...] about 月山山麓湧水群
山形の名水
小見川
山形県にある小見川(おみがわ)は、絶滅危惧種の魚が生息していることでも有名な河川です。ここでは、水質に敏感で限られた地域にしか生息しない希少生物が暮らす小見川の水や、周辺の観光名所についてご紹介します。 どこで採水されている? 小見川は1985年(昭和60年)に名水百選に選定された、山形県に流れる最上川の流域にある清流で、灌漑用水等に幅広く利用されています。小見川の源流である地蔵沼という池は東根市の大富小学校の北にあります。地蔵沼から北に流れ、中流で北東に向きを変えて荷口川と合流し、最上川へ注いでいます。現地へは山形空港からタクシーで5分、または、JR奥羽本線さくらんぼ東根駅で下車してタクシー15分で訪れることができます。車では、東北中央自動車道東根ICから1分です。 名水の由来 東根市の大富・羽入地区周辺は地面を10センチメートル … [Read more...] about 小見川