鹿児島県と言えば特有のシラス台地が有名です。このシラス台地の付近には、清水の湧水( きよみずのゆうすい)と呼ばれる名水が湧き出ています。清水の湧水もシラス台地と同じく、古くから地域住民の生活に影響を与えてきました。 ここでは、この清水の湧水の成分情報やアクセス情報などについて紹介していきます。 どこで採水されている? 清水の湧水の採水地は、鹿児島県川辺郡川辺町にあります。シラス台地の崖下から湧出しており、その水量は1日に6,000トンと言われています。清水の湧水は豊富な水量やきれいな水質などが評価され、1985年に名水百選に選定されました。また、「心やすらぐ清水の里」として、水の郷百選にも選定されています。 採水地周辺には木々などの自然が見られ、湧水の横には水神を奉った神社が建てられています。名水の存在によって、周囲の岩には青々としたコケが育ってお … [Read more...] about 清水の湧水
九州の名水
不老水
日本には日本3大名水と呼ばれている名水があり、福岡県の不老水はその中に含まれています。不老水は古くから水質の良さが評価されており、信仰されると共に貴重な水源として利用されてきました。 ここでは、この不老水の歴史やアクセス情報などについて紹介していきます。 どこで採水されている? 不老水の採水地は、福岡県福岡市東区の香椎と呼ばれる地域に存在しています。1985年に名水百選のひとつに選ばれましたが、認定当時から少しずつ水量が減ってきています。水量は減っているものの、水質が良いことから毎年遠方から多くの観光客が採水地を訪れています。採水地は住宅街の中に存在していますが、人や自動車が行き交うことが少ない場所にあるため、付近は静かな雰囲気が漂っています。 採水地から近い鉄道の駅は、JRの香椎駅や香椎神宮駅です。香椎駅から徒歩20分ほど、香椎神宮駅 … [Read more...] about 不老水
白山川
大分県の南部に位置している豊後大野市。この街には現在でも豊富な自然が残されており、特にゲンジボタルの生息地として知られています。このような豊富な自然が育まれた背景には、白山川と呼ばれている名水の存在があります。 ここでは白山川の水の特徴や、付近の観光情報などについて紹介していきます。 どこで採水されている? 白山川の採水地は、大分県豊後大野市三重町にあります。5月下旬〜6月上旬の時期には採水地付近でゲンジボタルが見られることから、特にこの時期は多くの観光客で賑わっている町です。 採水地周辺は森林に囲まれており、白山川の水は中津牟礼川と奥畑川の渓流沿いから湧き出ています。水量・水質ともに良好な状態であるため、白山川の水は名水百選にも選ばれました。採水地付近では、毎年8月に名水しぶきあげ大会という祭りが開催されています。 採水地の最寄駅は … [Read more...] about 白山川
白川水源
熊本県には白川という一級河川が流れています。この河川の下流は市街地を流れていますが、源流を流れる水は名水として知られており、現在でも飲用することができるほど綺麗な水質が保たれています。 ここでは、この白川水源の水の特徴や歴史などについて紹介していきます。 どこで採水されている? 白川水源は熊本県阿蘇郡南阿蘇村にあります。水源の付近には杉の木が立ち並んでおり、綺麗な水が豊富に流れていることから、採水地は多くの自然に囲まれています。 また、ウォーターサーバー会社のプレミアムウォーターの採水地としても有名です。 ※参考:ウォーターサーバー研究室|プレミアムウォーターの口コミ・評判 南阿蘇村はカルデラの恩恵を受けて他にも多くの湧水が溢れていますが、その中でも特に水質が良いとされているのがこの白川水源を流れている水です。白川水源の水はその水質 … [Read more...] about 白川水源
屋久島宮之浦岳流水
屋久島と言えば、雄大な自然が古くから残されていることで有名な鹿児島県の島です。樹齢の長い木々や珍しい植物など見どころの多い屋久島ですが、屋久島宮之浦流水と呼ばれている名水も屋久島の見どころのひとつです。 ここでは、屋久島宮之浦流水の特徴や味わいなどについて紹介していきます。 名水の由来 屋久島宮之浦岳流水の水は、古くから地域住民に共同利用されてきました。利用者がそれぞれ自己責任の下、水質保全の合意形成を図るというルールが決められ、ひとりひとりが水質保全活動に努めたとされています。 その影響もあり、屋久島宮之浦岳流水の水は水量・水質ともに良好な状態を長い期間保つことができています。一時は、「屋久島登山には水筒が要らない」とまで言われていました。しかし、山岳部への観光客が増加傾向にあるため、人為的な汚染が懸念されています。 屋久島憲章 … [Read more...] about 屋久島宮之浦岳流水