布引渓流は、竜神伝説などの神秘的な逸話も多く残されている有名な景勝地です。多くの水生生物も存在し、日本古来の自然を色濃く残しているところです。 ここでは、そんな布引渓流の水の特徴等についてご紹介します。 どこで採水されている? 布引渓流は兵庫県神戸市にあります。六甲山を源流としており、非常に豊富な水量があるのが特徴です。市営地下鉄新神戸駅で下車して徒歩10分ほどと、さほど市街地からも離れていません。 布引渓流には直接湧き水を汲み上げる場所がないため、水を送水管などで各所に送って汲み上げるシステムになっています。ただし神戸市内には湧き水が多く、水汲み場も整備されているため、市内の中心部でも自由にこういった名水を飲むことができます。また、布引渓流の水は日本の名水100選にも選ばれています。 名水の由来 布引渓流は、平安時代の和歌にも … [Read more...] about 布引渓流
兵庫県の名水
宮水
宮水(みやみず)は「灘の生一本」で知られる日本酒の生産地、灘五郷の酒造に欠かせない名水として知られています。ここでは、宮水の特徴や採水地周辺の観光地などについてご紹介します。 どこで採水されている? 宮水は、今の兵庫県西宮市の西宮神社の南東側一帯から湧出しており、江戸時代後期から日本酒造りに使用されていることで有名です。酒造会社が、西宮市南部の久保町、鞍掛町、石在町そして東町にわたる約500メートル四方の地域にある浅井戸から汲み上げて酒造用水に使用しており、一部は生活用水としても利用されています。 宮水は、幕末以後、昭和時代初期まで「播州米に宮水、丹波杜氏に六甲颪(ろっこうおろし)、男酒の灘の生一本」の名声をほしいままにするのに欠かせない原料とされていました。 しかし、昭和になって高度経済成長の時代を迎え、西宮は阪神工業地帯の真っただ中に置かれ … [Read more...] about 宮水
千種川
千種川(ちくさがわ)は、ダムのない自然河川として知られており、この水は「近畿の名水百選」にも選ばれています。 ここでは、千種川の水に関する情報や周辺の観光地についてご紹介します。 どこで採水されている? 千種川は、流域面積は約750平方km、長さはおよそ70kmで、兵庫県西南部の宍粟市(しそうし)を流れ播磨灘に注いでいます。本川や支川の上流山間部には、今なお美しい自然景観が残されており、昭和60年(1985年)には名水百選に選ばれています。 現地へは中国自動車道山崎IC、または、佐用ICから車で約40分走れば訪れることができます。 名水の由来 千種川の水源は兵庫県と岡山県と鳥取県の県境に位置する、標高1098mの江浪峠にあります。 人工改変度が小さく、川沿いには景観を活かしたキャンプ場などの野外活動施設が整備されていま … [Read more...] about 千種川