雄川堰(おがわぜき)は、群馬県甘楽郡甘楽町小幡の城下町に造られた用水路です。稲含山から流れる一級河川である雄川を水源とし、小幡地区北方の水田地域を潤しています。用水路が造られた正確な年は不明ですが、江戸時代初期に織田氏及びその後を継承した松平氏によって整備・改修などがされたと言われており、400年の歴史があると考えられています。 ここでは、その雄川堰の水としての特徴についてご案内しましょう。 どこで採水されている? 雄川堰は名水百選のほか、疎水百選にも選ばれている水源です。現在では地域の生活・灌漑用水として整備されており、基本的に採水・飲用することはできません。洗濯や野菜などの洗い場として昔は使われることもありましたが、現在ではそうした習慣もなくなり、景観の美しさを楽しむ名水として残されています。 湧水地へは、JR高崎線高崎駅で上信線に乗り … [Read more...] about 雄川堰
群馬県の名水
箱島湧水
箱島湧水(はこしまゆうすい)は、箱島不動尊(箱島不動堂)の脇に立つ樹齢500年とも言われる大杉の根本から湧き出す名水です。ここでは、この名水にまつわる伝説や水の特徴、周辺の観光地などについてご紹介します。 どこで採水されている? 箱島湧水は群馬県吾妻郡東吾妻町にあり、昭和60年(1985年)に名水百選に選ばれています。湧水量は1日3万トンもあり、榛名湖(はるなこ)の水が湧出するものと伝えられています。 湧き出した水は高さ12m・幅7mの山雀(やまがら)の瀑と呼ばれる滝となって流れ落ち、鳴沢川(なるさわがわ)となって、飲料水、農業用水、養鱒場用水、県水産試験場用水として利用されています。 採水地へはJR吾妻線小野上駅で下車して徒歩30分で訪れることができます。車で訪れる場合は、群馬県道35号渋川東吾妻線より700m先にある駐車場を利用し、そこ … [Read more...] about 箱島湧水