桂葉清水(かつらはしみず)

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桂葉清水 – 宮城県栗原郡高清水町長福寺

地元の人々に「かつらっぱ」と呼ばれ古くから親しまれている桂葉清水(かつらはしみず)は、高清水町の七清水の代表とも言える存在です。ここでは桂葉清水の特徴や歴史などについて詳しくご紹介します。

どこで採水されている?

桂葉清水の採水地は奥羽山脈のふもと、宮城県栗原郡高清水町長福寺にあります。周辺が平成4年に公園として整備されてからは、田園風景に囲まれたこの清水を訪れる人は増えています。

昭和60年に名水100選に選ばれた当時と比較すると、地震に伴う地殻変動や周辺の開発の影響などのから、湧水量は減っていますが、今も名水をたたえています。

現地へ車で向かう際は東北自動車道築館ICよりおよそ10分、公共の交通機関ではJR東北新幹線古川駅で下車し、JRバス築館行(一ノ関行)高清水で下車し徒歩およそ5分で行くことができます。

名水の由来

桂葉清水 名水の由来
桂葉清水 名水の由来

高清水町は、もともと高泉と書いて「たかしみず」と読んだといいます。その町名が示すように、古くから清らかな湧水に恵まれている土地です。この地域では昔から高台に泉が湧き、高清水の七清水と呼ばれる7つの清水がありました。町のシンボルであり、地名の由来にもなっている7清水とは、桂葉清水、小山下清水、清水権現清水、清水権現下清水、新町裏清水、金剛院清水、本町裏清水の7つです。その中でも桂の木の大木の根元から湧き出る「かつらっぱ」は、発見当時からいかなる干天にも枯れることなく水田を潤してきました。

湧水高清水出身の歌人である中村徳重郎も、故郷高清水を想い「桂葉の 清水を飲み継ぎ 郷人よ きよくゆたけく 世をし渡りぬ」と歌を詠んでいます。

ミネラル含有量と味わい

桂葉清水 ミネラル含有量と味わい
桂葉清水 ミネラル含有量と味わい

一時は水質悪化により水の利用が禁止されていた時もありましたが、地域の人々の努力により水質は改善されています。採水場の案内板によれば、「清水は生水なので必ず煮沸してから飲用すること。」と書かれており、地元では炊飯やお茶を入れる際の水として使用されることが多いそうです。水温は年間を通して約14度、毎分およそ50リットルが湧き出しています。硬度や主な成分含有量は公開されていませんが、ほんのり甘味があり、やわらかな口当たりだと言われています。そのやわらかな口当たりから、水割り用の水に適しているそうです。

採水地周辺の観光地

桂葉清水 水琴窟
桂葉清水 水琴窟

清水の井筒の脇には、水琴窟(すいきんくつ)と呼ばれる甕(かめ)があります。水琴窟は、日本庭園の装飾の一つです。甕の底に溜まった水面に落ちる水滴の音が共鳴し、琴の音にも似た音を響かせることから、「水の琴の窟」と書いて水琴窟と呼ばれるようになりました。採水地では、清水を味わうだけではなく、耳でも楽しむことができます。

また、栗原郡には豊かな自然が満喫できるスポットが多くあります。アズマシャクナゲの自生北限地として知られている御嶽山や、関東以北ではゲンジボタルの北限の集団発生地として知られている沢辺のゲンジボタル群生地は国天然記念物に指定されています。

ミズバショウ、ワタスゲ、サラサドウダン、サワラン、イワカガミ、キンコウカなどさまざまな高山植物に出会うことができる世界谷地原生花園や、焼石岳や神室山、世界谷地原生花園などとともに「栗駒国定公園」に指定されている栗駒山にも、多くの観光客が訪れます。栗駒山一帯には豊富な温泉も湧き出ています。

アクセスマップ

どこで購入できる?

湧水量が減っていることもあり、残念ながら市販はされていないようです。採水、持ち帰りは可能であるため、周辺の観光も兼ねて足を運んでみてはいかがでしょうか。

おわりに

ここまで、桂葉清水の特徴や歴史などについてご紹介しました。地元の人に愛称で呼ばれたり、古くから歌に詠まれていたりと、桂葉清水は昔も今も変わらず人々に親しまれています。

参考サイト

桂葉清水 Wikipedia

日本名水百選

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